誰が動けば株価が変動する?

前節では個人投資家の大規模投資により、流動株の少ない銘柄の株価はコントロールされうるという話をさせていただきましたが、これが大企業の株ともなるとそのようなことは起こりえません。

なぜなら大企業には個人投資家のほかに、機関投資家と呼ばれる金融機関が出資している場合がほとんどであり、個人投資家と機関投資家とでは資金力が桁違いです。そのためこういった銘柄のトレードを行う際は、この機関投資家がどのような動きをとってくるかを把握・あるいは予想することが重要になってきます。そういった情報は夜間のニュースや経済新聞からも得ることはできますし、予想するとなれば日経平均株価やチャートの動き、さらに国際銘柄なら為替相場にも注目する必要も出てきますね。

加えて、前述の機関投資家とは何も日本の金融機関に限った話ではありません。海外の投資家も当然日本株に投資している場合は多くあり、週末や祝日に東京株式市場が閉まっている間にも海外のニューヨーク市場などでは保有銘柄の取引がされている場合があります。そのため週明けの株価の動きを予想する場合には、海外の市場において海外の機関投資家がどのような動きをとっているのかということも十分にチェックしておかなくてはなりません。

むやみに動くと命取り

株式投資で利益を上げる方法には主に二種類あり、それらはそれぞれキャピタルゲインとインカムゲインなどと呼ばれています。簡単に言うと、キャピタルゲインというのは株価の変動を利用して稼ぐ方法で、インカムゲインとは利息メインで稼ぐ方法と認識しておけば意味合いとしては相違ないと思います。しかし利息や優待メインで稼ごうと思えば、非常に長期的な投資が必要になりますので、一般のトレーダーであれば短期的あるいは中期的な投資でキャピタルゲインを狙うのが普通かと思います。

そうとなれば市場の株価が変動すればするほど投機のチャンスは増すわけですが、ここで注意したいのがあまりに無鉄砲に株価が乱高下する嵐の中に突っ込んでいくと手痛い洗礼を受けるかもしれないということです。例えば株のトレードで大きな利益を上げたいと夢を掲げて投資を始めた初心者ならば、初めのうちはよくわからないけれどもネットで話題になっているマザーズの注目株あたりに投資してみようかなんて考えている方もいるかと思いますが、こういった株はそもそも取り引きされている流動株の数が少ないので、大量の軍資金を抱える上級トレーダーの大規模投資によって簡単に株価は変動してしまうのです。

つまり極端な話、ある一人の投資家によって市場はコントロールされてしまい、自分は高値で株をつかまされた挙句、その投資家が売りに回れば利益を上げられないうちに自分は塩漬け株を背負わされる可能性があるということです。こういったケース以外にも確実性の低い粗い市場で積極的に動いていれば、利益を上げられることもありますが、とんでもない負債を背負うリスクも当然高まってしまうのです。

参照サイト≪株トレード講座 – 株アカデミー
株のトレードで生計を立てるためのポイントが学べる講座です。